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社会福祉法人たけのうち福祉会  たけのうちこども園  

電話でのお問い合わせはTEL.042-730-6336

〒252-0203 相模原市中央区東淵野辺4-25-3
Mail:hoikuen@tf-kai.jp

給食

給食へのこだわり

 たけのうちこども園の給食室では、旬の食材を積極的に使った献立作りを心がけています。旬の食材は、その時期にしか食べられないもの、より美味しさを増すもの、そして栄養がたっぷり含まれています。また、同じ施設内にデイサービスを併設しているため、こども園とデイサービスは基本的に同じ献立を提供しています。

その為 1か月の献立の中では、カレーの日、麺の日、パンの日など、幅広いメニューを提供していますが、基本は和食が中心です。特に子どもたちにはあまり馴染みが少ない、 ひじき、切り干し大根などの食材も、工夫を重ねて取り入れ、三世代食べやすくおいしい献立になるよう心掛けています。一つ屋根の下で、同じ食事をしたりすることで、食を通じて思いやりが育つことに繋がります。


 離乳食は、月に一度食材表を各家庭から提出してもらい、家庭での食生活の情報をもとに個々の食事の移行を保護者と保育教諭と共に相談して進めています。離乳食は月齢に合わせて食事を進めていくのではなく、口の動きや飲み込みの様子、食事への興味などの個々の様子に合わせ、子どもたちにとって適切な食形態を提供できるようにしていきます。

 食物アレルギーを持つ子が増えてきていますが、そんなアレルギーを持つ子どもたちも同じものが食べれるように工夫して、献立を作っています。こども園での集団生活、みんなで同じ食事をする喜びも感じてもらえればと考えています。

 夏にはこども園の畑で収穫した野菜を給食の材料として使用したり、子ども達におやつに出す空豆やとうもろこしの皮むきのお手伝いをお願いしています。その季節の食材に触れることで、食への興味を引き出したいと考えています。また、地震などの災害が発生し、ライフラインが途絶えた時に備え、定期的に「炊き出し訓練」を行っています。幼児クラスには野菜等を洗う、ちぎる、切る等の手伝いをしてもらい園として防災に取り組んでいます。

 4・5歳児クラスになると、3色食品群の話をして、毎日使われている食材がどの食品群になるのか子どもたちに考えてもらっています。今日のごはんでこの食材は何に入っているかな?など想像力や関心を高めることができ、苦手な食材を克服するきっかけつくりにもなります。


 日本や世界の食文化をより身近なものにするために日本の五節句や世界のイベントの日には行事食として行事に合わせた食事を提供しています。大人でもあまり聞いたことがないメニューも取り入れたり、食事を通じて日本ほ伝統、異文化の違いが理解できるように様々な料理を取り入れています。まった、月に1回、食に関わるお話を給食室から発信し、関心をより持てるようにしています。

 月に1回ある誕生会メニューは、子どもたちに喜ぶ、いつもより特別な献立作りを目指しています。人気の給食メニューを取り入れ、幼児クラスはお皿もいつもとは違う、プレートで提供し、特別感を出して月ごとにお祝いしています。

 もちろん、毎日の給食が喜んでもらえるものばかりではありません。しかし、同じメニューでも乳児クラスでは苦手な子が多くても、幼児クラスではよく食べていた、ということがあります。食べない、苦手だからと敬遠することなく間を空けながら提供していくことで、「食べ慣れ」ていくのだと実感します。「食べ慣れる」ことが「好きになる」ための第一歩です。食習慣の基礎が作られる大切な時期に、たくさん経験を積み、将来、豊かな食生活を送れるためのサポートに努めます。

 安全、安心な給食を提供するため、衛生面については厚生労働省の大量調理衛生管理マニュアルに準じ、徹底して行っています。勤務前には調理員同士で身だしなみの確認を行い、調理作業についても更に独自のチェック項目を設けて、栄養士2名,調理員10名が常に高い意識を持って従事しています。感染症対策の為、職員は毎朝の検温、こまめな手洗い、アルコール消毒を行い、マスクの着用、発熱や風邪症状があった場合は出勤停止などの対策を行っています。

 こども園の生活において、給食が毎日の楽しみであり、いつまでも心に残る思い出となれば嬉しいです。